ピアノから学ぶ~ラポール~

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今はNLPトレーナーとして活動をしていますが、以前の仕事はバリバリの音楽業界にいました。
ヤマハの製品を売る営業マン、ヤマハエレクトーンのインストラクター、音楽教室のマネージャーをやったりしていました。
約15年間、それをやっていたので、豊富な専門知識を得ることができました。

最近、時間があるので、すごく昔のことを思い出します。
その刺激があるたびに、楽器が弾きたくなる訳ですが・・・しかし手元には楽器がない・・・

仕事道具でもあったアップライトピアノ、エレクトーンを手放してしまったのです。
何のために?
NLPのライセンスを得るための渡航費を得るために・・・・
笑えるけど笑えない・・・・そんなオチがあります(笑)
おかげ様で、今があります(笑)楽器様様です。

話がかわりますが・・・。
「ピアノをお持ちの方、調律は定期的にされてますか?」

ピアノは生き物です。
人間の定期健康診断のように、メンテナンスが必要な楽器です。
ピアノ自身ではコントロールができないので、持ち主がキチンと管理をしなくてはいけません。

ピアノが良いコンディションを保ち続けるためには、定期的な調律が必要です。
私のピアノも1年~1年半に1回は必ず調律していました。

常にピアノとは「ラポール」が必要です。

例えば、新しいピアノは、何百種のパーツが馴染み合うまで、出荷される前にかなりの時間をかけて試弾されます。
それでも、まだまだピアノの本来の音は完成しない場合があります。

ピアノは育てるもの、共に弾き手と成長をする楽器なのです。
つまり、ピアノと一体になるには、ペーシング、対話をし続けることがとっても大事なのです。

この相互のフィードバックを循環をすることが、良い音を奏でるポイントです。
ピアノとのパートナーシップ(協力関係)の成立ですね。

これって・・・
まるで人間同士にも同じようなことが言えると思いませんか?
オーケストラやバンドなんかもそうですよね。

アンサンブルは、マッチング命です。
呼吸があわないと、一つの『音楽』として成立しません。

かつての私は、このアンサンブルが苦手でした(笑)
今思えば、ペーシング不足でしたね(笑)
・・・
残念ながら・・・
周りの演奏者を見てない、音を聞いてない、感じていない・・・
ある意味、不調和の成功者!

自分に浸れる(アソシエイト)、ソロ演奏が好きでした。
ひとりで弾いてろって感じですね、まったくね。

人間関係でも、こんなことが起きていたかもしれませんね(笑)

NLPに出会って本当に良かったです。
危ないところでした(笑)
音楽、楽器から教えてもらうことはたくさんあります。

かの世界ナンバーワンコーチのアンソニー・ロビンスも、ピアノにまつわるコメントをしています。

『ある日僕の家にある小さなグランドピアノの調律師が来たんだ。
僕が支払いをしようとした時、次回訪問したときで良いよっていったんだ。
そして、彼はこんなことを説明した。

「ピアノの弦は完璧な張りを維持するためためには定期的に調整されていなければならない。」
これはまさに私たちが永続的な変化を創り出さなければならないことそのものだ。私たちはたった1回ではなく継続的に成功する神経システムを条件付けし続けなければならない。あなたはエアロビクスをたった1回しかいかないなんてことはないだろう。つまり、成長するためには定期的に調整が必要っていうことなんだ。』

この話の中には、色々な意図が含まれていますね。

「ラポール(=信頼関係)」についてお伝えしましたが、
ラポールを構築する際には、コミュニケーションしたい対象物に対して、よく様子を見ること=観察することが大切です。NLPでは独特な表現で‟キャリブレーション”といいます。微細な違いも詳細にわたってキャッチすることが望まれます。
「反応」や「変化」に対して、そこに生じる‟違い”に気づくことが、コミュニケーションの継続性、維持に繋がります。
‟ピアノは生き物”と捉えれば、当然キャリブレーションは不可欠ですね。

(すだっち)

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