公立小学校での講演

本年も、都内公立小学校で保護者向け講演のご依頼を頂きました。
コロナ緊急事態宣言中ということで、初めてのオンライン講演会となりました。
昨年に引き続き「子育てコーチング」として、内容は子どもに対する見方・聴き方・接し方の3つのポイントに絞ってみました。
私の普段の講座では短くても60分間位。なので45分間となると時間との勝負です。
パワーポイントを利用し、視覚的、聴覚的、身体感覚的にそれぞれの工夫を凝らしてお伝えしました。

このように今では、子育て卒業して冷静にお話をさせて頂いてますが、私自身その最中は無我夢中でその日いち日を無事に終える事で精一杯でした。
あの頃は「公園デビュー」という言葉が流行り、公園に行けば「〇〇ちゃんママ」と呼ばれて、ご近所付き合いの中で子育てについての悩みを共有した時代。
それはそれで人間関係で面倒なこともあったけど、その日のうちにお喋りして発散できたりすることも多々出来たし、子どもを独りで見ることからの解放感もあった・・・。
もう一度、子育てをやり直すことが出来たら、再チャレンジしてみたい。

自分・・・なんであんなにカリカリイライラしていたのかな?
本当に後悔ばかり、後悔でいっぱい。

そんな経験を持つ私、今では子どもは自立しそれらを回想する立場。
むしろ、子どもの自立後の生活は孤独感さえ感じます。
あの頃が懐かしい・・・(本音)人って勝手な生き物だな。

世の中の多様化、またコロナ感染による現在、子育てはもっと深刻化しているかもしれません。
現代には現代なりの子育ての悩みがあるものです。
日々絶えない自分の心の中で起きる苦しい葛藤。こればかりは今も昔も変わらない。
なんとか、子育て中の親御さんの心を穏やかになる方法をお伝えしたい気持ちはいっぱい。

しかし・・・
【地図は領土ではありません】
お話はお話でしかなく、実際の人間関係には直接触れられないのが残念。

NLPの前提という考え方の中にあるこの言葉。身に沁みます。
一般論は通じない、という世界を知っている側としたら、すごく無責任な話になるのです。
一人ひとり体験が違うので、知識が当てはまらないこともあるから。
それぞれの親子の関係性の中にある深層構造を丁寧に開いていくことが私の本望。

果たして大勢の方々に向けて、それぞれにどんな言葉が心に残せるのか?
一生の課題です。
アンケート結果では、お話が参考になったというご意見を多く頂きとても嬉しく思っています。
いつかオンライン配信ではなく、再びリアルな状況でお話ができたらと思います。

この素晴らしい機会を頂き感謝いたします。


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